人生どん底男の後悔日誌

32歳で人生転落、様々な人々の力を借りて償いの人生を生きていく男の日記です。

後悔日誌⑰「前進」「働くということ」「義母さんとの思い出」

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後悔日誌の更新となります。

 

今回は(R2.4.25)~3日分となります。

 

※良く質問のメールを頂くのですが

この後悔日誌は「創作」「投稿小説」ではありません。

全て実際に起きていた事象。

ノンフィクションです。

 

その日の出来事を纏めていた日記です。

 

※書いていた日記を基に誤字脱字を修正した読みやすい文章にしています。

※進展や特記出来るものが無い内容の日記の日は割愛しています。

※各日記のタイトルは整理しやすいように、それらしいものを付けています。

 

※そのため説明文的になりがちで、敬語ではありません。

ご容赦ください。

 

 

(R2.4/25)「前進」

今日は土曜日。

真っ当な人生を歩んでいれば、休日のはずの土曜日は待ち遠しいだろう。

 

しかし、自分にとっては苦痛の日でしかない。

今日は調理場の手伝いも無く、何もできない。

 

何も進まず、何も変わらず。

ただ、ただ苦痛。

 

しかし、今日は良い知らせも有った!

状況を打破してくれるのはやはり板長だ。

 

板長は早朝に自分の元を訪ねると

 

「悠太。今日は暇だろ?ざまぁみろ!」

 

そう笑顔で言った後

急に真剣な顔つきに変わり言った。

 

「5月1日からはシフトで入ってもらう。」

「会社と話は付けてきた。」

「もう手伝いじゃない、そこからは労働だ。」

 

そして更に嬉しいニュースを伝えてくれる。

 

「寮も今は人が住める状態じゃないから準備してもらっている。」

「ここは一人で落ち着いて考え事もできないだろう?」

「お前は一刻も早くここを出るべきだ。」

 

もう感謝の言葉も無かった。

 

自分の目指すべき物への一歩・・・

それがようやく始まる。

 

何もせず、何もできないまま・・・

かなりの時間が経過してしまった。

 

その間・・・多くの人を悲しませ、多くの人に迷惑をかけた。

いや・・・それは今も続いている。

 

過去も、自身がしたことも思い出せない事は

本当に腹が立って仕方がない。

 

いや、本当に腹が立つのは・・・

自身に迷惑をかけられている人達だろう。

 

しかし、このまま何もしなければ

償いをしていくことも出来ない。

 

それこそ本当に失礼極まりない。

 

自分にどれだけの借金があるのかも分からない・・・

他にしでかしたことも分からない・・・

 

だからこそ!

労働=お金を稼ぐことが大事なんだ。

 

仕事が始まったら・・・

身分証などを何とかして。

 

バイトも掛け持ちしよう。

 

休みは最小限で良い。

働き続けよう。

 

そして返済と・・・

自分が生きるのに最低限以外は・・・

 

妻と子供達に捧げよう。

お義父さんへの償いに充てよう・・・

 

頑張らなきゃ。

頑張ろう・・・

 

(R2.4/26)「働くということ」

やってきました日曜日。

本来であれば・・・

 

何もすることが無く

一日中考え事をしているか。

 

周囲のテレビへのヤジに耐え

一日中塞ぎ込んでいるか。

 

 

一日を死人の様に過ごすことしかできないのだが・・・

今日は調理場での仕事が朝から夕まであったので普段とは大違いだった。

 

毎食の配膳準備

服際の盛り付け

 

今までもやったことある作業の他に

今日は新しく・・・

 

汁物の準備やメニューごとに違う食器のセッティング方法。

そういったより細か複雑な事を教えて貰った。

 

自分の仕事も忙しい中

本当に丁寧に教えてくれるので申し訳ない。

 

働いていて、充実感を感じる瞬間がある。

それは「任せた」と言われた時だ。

 

自分に何かを任せてくれている。

自分がこの場所で機能している。

自分が少しは役に立っている。

 

そう思えるだけで体に力が満ちてくる。

そして「それに応えたい!」とやる気も湧き上がる。

 

何より「今生きている」と感じることが出来る。

 

色々な罪を抱えて生きるクソ野郎の自分が言っても説得力は全くないが・・・

働く・・・働けるということは本当に素晴らしい事なのだ。

 

働き、疲れて、一日中必死に汗をかき、対価を得る。

当たり前の事だが・・最高に幸せな事なのだ。

 

この先この気持ちを一生忘れない。

 

調理場にいても各部屋からは、テレビを見ているのか?

競馬やボートレースの実況やそれに対するヤジが聞こえてくる。

 

「いくらだ!でかいぞ!」

「~~にある店は玉が良く出るんだよ」

 

といった話題で盛り上がっている。

 

ギャンブルの何が良いのか・・・

話を聞いているだけでイライラする。

それどころか吐き気すらする。

 

「悲しい人たち」

 

そうおもってはいけないのだが、哀れんでしまう。

 

自分とはこの先一生縁が無い物だろう。

 

働いて働いて働いて

限界まで働いて。

 

これから償いが出来る様に・・・

たくさん稼ごう。

 

一日の終わりには、心地良い位の疲れが残っていた。

これならゆっくり眠れるだろうか?

 

おやすみなさい。

(R2.4/27)「義母さんとの思い出」

眠れると思った。

しかしそうではなかった。

 

AM2:15位

 

「バウバウバウバウ!」

 

恐らく犬の声だろうか?

そんな鳴き声で目を覚ます。

 

だが犬の姿は無し。

同室者は寝ているため幻聴か何かか?と思っていると・・・

 

会談と部屋とを仕切っているカーテンを跨いで

確かに大きな犬がいた!!

 

暗くて非常口のライトしか灯りがなかったので

色合いは分からなかったが・・・

 

かなり体格の良い、大きな犬!

とびかかられたら勝てそうにない位、立派な奴だ。

 

その犬と目が合い・・・

動けない(動いたらとびかかってくると思った)でいると

 

突然フラッシュバックが起きた!

すぐにメモをしておいた。

 

以下内容

 

妻と義母さん(顔も見えて声も聞こえてしまった)と自分

その三人で商店街の様な場所?を歩いていた。

 

そして様々な古そうなオブジェが展示してある建物に入り

そこに竹製の水鉄砲に似たオブジェの前で・・・

 

「これは殺虫剤をまくスプレーだよ!」

と自慢げに説明していた。

 

すると義母さんは

「悠太くん本当はいつ産まれ?」

そう笑いながら言い

 

それに対して妻は

「どうでもいい知識!」

そう笑っていた。

 

すぐに場面は切り替わり

内装から中華料理店?の様な所になった。

 

そこで義母さんは

「うん!悠太君の言った通り!」

「入口に塩を盛ってあるお店は当たりだね!」

そう笑い。

 

それに対して妻は

「本当変な理論!だけど当たるんだよね。」

そう笑っていた。

 

続けて義母さんは

「口うるさいこんな娘だけど、仲良くしてやってね。」

そう泣き真似をしながら自分に頭を下げ・・・

 

三人で本当に幸せそうに笑っていた。

 

以上だ・・・

 

義母さんは・・・

笑顔がとても素敵で・・・

 

優しさの塊の様な人だった。

 

いつの記憶だろう?

分からない・・・

 

でも、幸せだった・・・

 

もう一度あのフラッシュバック見れない物か?

もう、そこから戻れなくなってしまっても良い。

 

義母さんの自分を見つめる目は

本当に優しかった・・・

愛に満ちていた。

 

何故この人を裏切れた?

本当にどうして?

 

できない

絶対にできない!!!

 

何で?

何でだ?

なんでなんだ?

 

顔も声も思い出してごめんなさい。

 

今でも大好きだよ義母さん。

迷惑だよね・・・

 

それでも大好きなんだ・・・

 

あの犬の正体は不明・・・

黒猫同様に、自分が飼っていた子だろうか?

 

思い出させに来てくれたんだね・・・

ありがとう。

 

涙が止まらない・・・

ありがとう、思い出させてくれてありがとう。

 

涙が止まらない。

ごめんなさい。

 

日中は今朝のフラッシュバックから立ち直ることが出来なかった。

 

自分は妻を子供達を・・・

義両親を、実母を・・・

 

ずっとずっと騙し

自信を嘘で塗り固め今まで生きてきてしまった?

 

夢やフラッシュバックで見られる光景は・・・

そこで感じる自分の気持ちは・・・

 

嘘偽りなく相手に対して最大の愛と感謝を持っている。

 

こんな気持ちを抱ける相手を騙し続け。

こんな気持ちを抱ける相手に嘘をつき続け。

 

今まで生活を送ってきたことが本当に信じられない。

 

いや・・・罪から逃れようとか、自己弁護をする訳では無いが・・・

 

「そんなこと本当に可能なのか?」

 

そう思ってしまう。

そんな事が出来るのであれば

 

そいつはどうかしている奴だろう。

・・・どうかしているのは自分だ・・・

 

●●(妻)君との思い出が溢れてくる。

もちろん、喧嘩をした思い出も。

 

でもね、今でも君に尽くし幸せにしたい。

そう言った気持ちしかないんだ・・・

 

愛情しかないんだよ・・・

本当に。

 

義父さん、義母さん、あなた達にまで嘘をついていたことが・・・

本気で信じられません。

 

少しの間とはいえ・・・

あなた達の息子でいてしまいごめんなさい。

でも・・・それでも愛しています。

 

母さん・・・

何も思い出せずごめんなさい。

 

何も言えません。

ただただ・・・産まれてきてしまいごめんなさい。

 

子供達・・・

元気ですか?

今日は何をしましたか?

 

どんな時でも二人の姿が頭から離れません。

 

パパにはそんな資格はないですが・・・

二人の事を誰よりも愛しています。

 

一度は馬鹿な事を考えごめんなさい。

本当にごめんなさい。

 

必ず

必ず会いに行きます。

 

会いたいよ・・・

会いたいよ・・・

 

気持ちは沈む。

想いは届かない。

 

それでも生きなきゃいけない・・・

 

※以上が今回更新分の日記となります。

 

次回の更新は2日後を予定しています。

どうか読んでやってください。